ブログ 2014/5/31

曹洞宗の新しい時代を拓くための必携リファレンス「新 曹洞宗事典」

[既刊紹介] 投稿日時:2014/05/31(土) 14:24

初学者のために宗派内の基本常識をわかりやすく解説、
学道を突き進むために参考文献を数多く示した、画期的な事典が誕生。

曹洞宗を正しく知るための最新の学術研究の成果も十二分に盛り込み、禅宗独自の意味・用法を数多く収録。
「わかりやすい、中身がつまっている、使いやすい」。こんな事典がほしかった!
                                

■監修
近藤良一(苫小牧駒澤大学元学長)
 佐々木宏幹(駒澤大学名誉教授) 
奈良康明 (駒澤大学元学長)  
濱田泰三(早稲田大学名誉教授)

■編集
川口高風(愛知学院大学教授)
角田泰隆(駒澤大学教授) 

本企画の特長
● 一人の初学者が経験する、宗門の学校での学習期間、僧院での修行期間、世間での教化活動という三つの期間を想定して、それぞれの期間に必要となる基本知識を体系的に収録しました。
● 曹洞宗の基本原理を明らかにするために、宗史・禅僧伝記から、文献テキスト類までを解説しました。単に言葉の羅列に終わらない、有機的な構成につとめました。
● 僧院でよく耳にする禅語、清規用語、さらに行持についての専門用語など、修行生活や教化活動において特に重要な用語については特に詳しく解説しました。関連用語を重要用語と併せて説明しているので、大きな専門辞書を引いたり、図書館でさまざまな本を往復する面倒をなくしました。
● 世間での実際の教化活動は、学校や修行で身につけたものだけでは、うまく行きません。時代に即した教化方法、教化の現場で役立つ具体的な実例を数多く紹介しました。

■内容
第1部 曹洞宗の基本原理を明らかにするもの
 第1章 歴史  禅宗史  曹洞宗史  禅僧伝記
 第2章 文献  テキスト  歌  頌  法語
 第3章 教義
第2部 日常において幅広く活用できるもの
 第4章 禅語解説  
 法  仏性  経典観  時間観  自利行  利他行   価値観  悟 機用 伝法(面授嗣法)
 第5章 清規用語解説  戒律  清規  清規用語
 第6章 室内住職学
第3部 檀家・信徒教化の指針となるもの
 第7章 仏事・行事  講式  年中行事  臨時行事
 第8章 禅宗文化

■刊行の趣旨
曹洞宗の真髄を伝える宝典として、初学者から教師まで幅広くご活用いただける事典として編集しました。「僧侶同士の会話、学校の授業などでよく聞く言葉だけど、実は意味を知らない多数の禅用語。自分で調べても意味がよく分からない、調べてみようにも調べ方が分からない」。そんな初学者の悩みを解決するために、基本用語を分かりやすく解説し、さらに知識を深めるための指針となる参考文献を数多く示しました。宗義や清規から、本山や法類、檀信徒への実際の対応まで、禅用語や基礎知識などの解説を通じて分かりやすく編集しました。さらに檀信徒や一般参詣者への教化に役立つように、禅的な生活指針も示しました。
全国で活躍している向学の宗門の教師の皆様にも役立つ参考図書として末永くお使いいただけるよう御提案申し上げます。






大きな活字で読む、書く、話すに対応した一冊! 購入はこちら「新 曹洞宗事典」
B5版  約600頁  並製
定価 12,000円+税